インタビュー

嶋田宮城設計室 代表 嶋田勝志

嶋田 勝志

建築家 嶋田 勝志 (shimada katsushi)

1974年 嶋田宮城設計事務所 設立
以後、「銅を用いた建築のコンクール」アイデア賞などの賞を受賞。
「それぞれのライフスタイルに合わせた住宅設計」をコンセプトに住宅から大型施設までのデザインを手掛ける。
普通の住宅をデイサービスとして使用する為の着眼点等を嶋田建築士にインタビューしました。

ぬくいデイサービスとのご関係は?

河辺さん宅(ぬくいデイサービスのオーナー)とは親子2代に渡ってお付き合いしていただいています。
合計で5回ほどの増改築をおこない、今に至ります。

設計にあたって気を付けられた点を教えてください。

いつの改築にあたっても、私の基本的な概念は変わりません。ぬくいデイサービスは客観的に見ると「施設」というカテゴリに当てはまりますが、私は「住宅の延長線上」というコンセプトを頭に入れ、デイサービスを利用する方それぞれがゆったりと時間を過ごせるように設計しました。

また、不特定多数のご年配の方が使われるので、清潔感はもちろん、ぬくいデイサービスの敷地内を最大限活かしたバリアフリーなど、細かなところまでオーナーと検討し配慮しました。

室内写真1

ぬくいデイサービスのオーナーとはどんな打ち合わせをされましたか?

もちろん互いの衝突がないといえばうそになりますが、しっかりと打ち合わせを行い、互いに納得ができるものに仕上がったと思っております。

私自身、住宅というのは「ハコモノ(ただの住むスペースを作っただけの住宅)」ではいけないと考えていて、住宅というのは、年月の流れにより、住む人数や住む人の年齢も変わってきますから、それに応じて対応していかなければいけない。その為には、住まれる方と念入りに打ち合わせをおこない、住宅の使う材料、スペースなどをこちらから提案する。

そこに私ども建築家としてのプロの仕事があると考えております。

ぬくいデイサービスの気に入っている所を教えてください。

玄関

たとえば、「玄関のリフトが良くできた!」など一箇所ここが気に入っているなどということではありません。

これは、携わってきたすべての住宅や建築物に言えるのですが、住む方の使い方が良ければ、建築家としてこれ以上の喜びはありません。

ぬくいデイサービスには、久々に足を運んだのですが、作ったスペースをきれいに利用していたり、細かな所まで掃除がいきわたっていたり、予想以上に良く使われています。しいて言うなれば、そういった所が気に入っています。

ご家族の声

鈴木様

小金井市 鈴木様(仮名)

お母様を7年間、居宅介護されていた鈴木様に、ぬくいデイサービス本町を選ぶまでのお話や、通所するようになってからのご感想を伺いました。

ぬくいデイサービスを選んだきっかけを教えてください。

ポストに入っていたチラシを見て、良いなと思って取って置いていました。ちょうどその頃、友達がぬくいデイサービス(北町)の前を通って帰る時に「すごくいい所があるから」とチラシを持って来てくれたんです。それでケアマネージャーさんに相談して、こちらに伺いました。

その前にも他のデイサービスを見学させていただいたことがありました。すごく広いところだったのですが、母が10分も経たない間に「もう帰る、もう帰る」って、すごい拒否反応を示したんです。

ぬくいデイサービスに最初に行く時もやはり緊張はしていましたが、通い始めてからは行きたくないって言うことは、ほとんどありませんでした。

介護で悩んだり迷ったりされることも多かったのでしょうね。

初めは本当に急でした。洋裁が好きで「一日ここにいて針を持っているのが一番落ち着くの」と言っていた母が「目が見えないからやりたくない」とやる気をなくしたんです。病院に行ってみると目が思っていたよりも悪くなっていました。手術をして、また以前のように裁縫に熱中できればと思ったのですが、やる気は戻らないままでした。私もどうして今まで好きだったことをやらないの?って。その頃はいろんな事でしょっちゅう親子喧嘩していました。

病院でMRIも撮ったのですが、年齢相応の忘れっぽいとかそういう感じですよという診断で、認知症って正式なことは言われなかったんですね。その時私もちゃんと理解しなかったので、そのままずるずるいってしまったのだと今は思います。

途中から認知症専門のぬくいデイサービス本町に移られたとのことですが。

84歳くらいまでは意識も足腰もしっかりしていたのですが、徐々に悪くなってきましたので、担当の方とも相談して、認知症専門のぬくいデイサービス本町の方へ移ることにしました。

ぬくいデイサービス本町に通われて良かったことを教えてください。

毎回、その日の活動についてお手紙などを頂いたことです。それと美術館や公園など、いろんな所に連れて行って下さるのが良かったです。

担当の方がとても優しくしてくれたので、家に着くと母が「寄ってお茶飲んで行きませんか?」と言うこともありました。

ぬくいデイサービス本町では、正看護師が常駐しておりますが、その点はどうでしょうか。

看護師さんも、よく送り迎えもして下さり安心でした。気楽にお話ができる感じがとても良かったです。

ぬくいデイサービス本町へのご要望がございましたらお聞かせください。

このまま、皆さんアットホームにやって下さると一番いいかなと思います。また、私たちの年齢は、親の介護をしている人たちが多いと思いますので、そういう方がいらしたら是非ぬくいさんをご紹介したいなっていう気持ちは、常々ありました。

ご家族の声

古本様

小金井市 古本様(仮名)

ひとつ屋根の下で妹さんと二人でお母様の介護をされている古本様に、ぬくいデイサービスに通所するようになって、ご利用者本人とご家族にどのような変化があったかをインタビューしました。

ぬくいデイサービスに通所するようになってどういう部分の負担が減りましたか?

妹と2人でやっているんですが、やっぱり時間がまとまってできたという点が一番大きいと思います。外出など自分達だけのことができるようになりました。

まだ母がしっかりしている時に大きい病院の方に行ったんですね。そしたら半日で帰って来ちゃって、本人がこんなとこ居たくないって。ですからぬくいデイサービスみたいな家庭的なところだと本当安心して預かっていただいてます。

あとはお風呂にいれていただいてるんですが、すごくいいお風呂です。檜で、お庭が見えて、広くて。ここに見学に来た時リビングから見た庭がすごくいいと思って。家だとお風呂には入れられないので、肉体的にも負担は減ったと感じています。

ご本人の状態について、ぬくいデイサービスに通う前と通った後で、変化はありましたか?

感情の起伏が激しかったんですが、デイサービスで午前中は体操、お風呂にもいれていただいて、それで自分のリズムができてるんですね。リズムを作ると通う前より落ち着きがでてきましたね。

本人もうちにいるより楽しいんじゃないですか?やっぱりスタッフのみなさんは慣れていますから、言い方とかも考えてくださって、「よしやろう!」って気になるんじゃないでしょうか。 気持ちが落ち込んでいてもうまい具合に盛り上げてくださいますし、ここにいることが大事だなって思います。

一度体調が悪くなった時もすぐに電話いただいて。最終的には病院に連れて行ってもらって。体調面も看護師さんがいらっしゃいますから安心できます。

ぬくいデイサービスに通われて一番楽しみにされていることは?

スタッフのみなさんがよくおっしゃるんですが、トランプのババ抜きが大好きで、ニコニコしてやるそうです。だからうちでも時間をもてあました時はやろうかなって。あと歌が好きなので、CDを買って愛唱歌みたいなのを一緒に歌ったりしています。それも全部ぬくいデイサービスでお聞きしてはじめて、歌が好きだったのかっていう新発見です。大きな声で歌うんですよ。お散歩の時も、人目をはばからずに(笑)。だから私達も変わりましたよ。こちらに伺うようになって。

ぬくいデイサービスに今後どういうふうにして欲しいとか要望はありますか?

ないです。今のことを続けていっていただきたいです。

担当ケアマネージャーからの視点をお伺いできますか?

— NPO-ACTたま居宅介護支援事業所 Nケアマネ —

ケアマネ

前のケアマネから引き継いでまして、表情が明るくなったと聞いてます。デイサービスもいろいろあると思うんですが、ぬくいデイサービスはこじんまりして、綺麗に改造されて気持ちいい空間になってますよね。

だから穏やかな気分になってリラックスしてるんじゃないかなって思います。

スタッフインタビュー

渡辺真美子

渡辺真美子(仮名) (20代)介護スタッフ

2010年 秋季入社
小平市在住

どんな経歴を経て、武蔵野ぬくい福祉サービスに入社されましたか?

最初は保育の方に関心がありまして、勉強しながら知的障害者の授産施設で職業支援という形で社会福祉法人の仕事に携わっていました。その頃、祖父を自宅で看取りまして、「身近な方が人生を楽しく過ごせるような仕事をしたい」という考えに変わり、介護の仕事を選びました。

ホームヘルパー2級の資格を取る時、興味のあるところに見学に行ってきて下さいということがあり、ホームページで家庭的な雰囲気を感じたぬくいデイサービス本町を見学させて頂くことにしました。

2回3回と見学させてもらっているうちに、こういうところで働きたいということを強く思いまして、社長からも一緒に働いてみませんかとお誘いいただきましたので決めました。

何ヶ所か見学したのですが、スタッフの活気やご利用者の雰囲気が違いまして。ぬくいデイサービス本町は変に明る過ぎないし、自分の普段の生活と、この家庭的な雰囲気がマッチした感じがしました。

集合写真

実際に入社されてみていかがでしたか?

やっぱり働くとなると、それなりに大変な面もあります。特に認知症対応型となりますと、普段のコミュニケーションでは通じないというところがあると、大きく感じました。

本などで自分なりに勉強しましたが、実践の場では「こういう風に言えば正解」ということが無いので、とても大変な部分もあるけれども、自分自身が成長できるなっていう風に感じています。

日々の仕事で気を付けている点はありますか?

小さな場所ですので、一対一の時間を持てることが多いと思うんですね。その中でどれだけご利用者のことを自分が知っていくかを気を付けています。面と向かった時やご家族の方に、普段のご様子やご病気になる前はどうだったのか伺うなどしています。

ぬくいデイサービスのチームワークはいかがですか?

スタッフ同士の中で連携を取り合って、今ちょっと疲れてるとか言い合える仲です。自分が疲れていると自覚しているとき休憩させてもらったり、他のスタッフが疲れてそうだなと思った時には「ちょっとあっちやって、これやるよ」とか声かけをしています。

ぬくいデイサービスや、ご自身の今後の展望などございましたらお願いします。

皆さんに楽しんで頂けるよう、音楽の力をちょっとつけていきたいと思っています。それから、サポートする立場が自分には向いていると思っていますが、グループを引っ張っていくことも少しチャレンジしていければ、これからのデイサービスの発展に繋がるとは思います。

日本は長寿国になって、元気なご老人がたくさん増えてきています。その中で、病院に通ってリハビリをするような治療ではなく、体を動かすことが出来て生きてることが楽しい「生きがい」に繋がるようなデイサービスにしていきたいです。デイサービスにいる時が一番楽しいよって言ってもらえるようにしていければと思っています。

スタッフインタビュー

内田智子

内田智子(仮名) (20代)介護福祉士

2008年 秋季入社
小金井市在住

介護という仕事に興味を持ったきっかけを教えてください。

中学1年生の時に同居していた祖父がいまして、介護とかする前に亡くなってしまったんですが、やっぱりなにもできなかったなって。祖父にできなかったことを他の人にできたらなーって思ったのがきっかけですね。中学の時はお年寄りばかりじゃなくていろんな福祉関係のボランティアをやったんですけど、高校は福祉科に入り介護福祉士を取りました。

介護をするにあたって気をつけていることは何ですか?

一番は事故がないようにですね。私には幼稚園に預ける小さな子供がいて、毎日いられるわけではないので、いない時間のご利用者の様子などを他のスタッフに聞いたりして、できるかぎりご利用者の状態を把握できるようにしています。

今後介護をしていく中での目標を教えてください。

やっぱりフルで働きたいです。ケアプランを立てたりしていきたいと思ってます。

ぬくいデイサービスの良い点は何だと思いますか?

一番は家を改築しているので、アットホームな感じで来所してもらえる点ですね。あとお風呂が檜なので、それを楽しみにされてる方もいらっしゃいますし、天気のいい日なんかはお庭が見えるし、みなさん昼間からお風呂入れて贅沢ねぇって言ってます。

毎回来ると楽しいです。人と話すのが好きなので、すごくいっぱい話していっぱい笑って毎回喉をからして帰るくらいですね。